ビレン(その他表記)villein; villanus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビレン」の意味・わかりやすい解説

ビレン
villein; villanus

農奴,隷農。イギリス中世の典型的農民本来村人を意味する語であるが,ノルマン・コンクェスト以後,領主より土地を保有するが,さまざまな負担を負って人格的に隷属する農民を示す語となった。標準的には 12ha (30エーカー) ないし 6ha (15エーカー) の耕地を保有し,村落共同体の中心的成員であった。 (→ソークマン )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 ノルマン 項目

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む