ビーゴロ(読み)びーごろ(英語表記)Giorgio Vigolo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビーゴロ」の意味・わかりやすい解説

ビーゴロ
びーごろ
Giorgio Vigolo
(1894―1983)

イタリア詩人評論家。絶え間なく流れ去る現在の時間のなかに、あたかも地層のように過去が埋もれている都市ローマ舞台に、幻想や神話的要素を盛り込んだ作品を書く。詩的散文『魂の町』(1923)、『つくられた沈黙』(1934)、詩集宿命の歌』(1959)、『石の幻影』(1977)などがある。ヘルダーリン翻訳者として、また音楽評論家としても有名

[川名公平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビーゴロ」の意味・わかりやすい解説

ビーゴロ
Vigolo, Giorgio

[生]1894.12.3. ローマ
[没]?
イタリアの詩人,評論家。詩人としては両世界大戦間に主として活躍ヘルダーリーンや E. T. A.ホフマンの翻訳者としても著名主著『つくり上げられた沈黙』 Il silenzio creato (1934) ,『ローマの夜』 Le notti romane (60) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android