20世紀西洋人名事典 「ピエールガスカール」の解説
ピエール ガスカール
Pierre Gascar
1916.3.13 -
フランスの小説家。
パリ生まれ。
パリに生まれ、幼少時に母を失い地方の農村で過ごす。奨学金でリセ(高等中学校)に通う。第二次世界大戦に出征、ドイツ軍の捕虜となり、5年間収容所生活を送る。戦後、新聞記者をしながら「家具」(1949年)や「閉ざされた顔」(’51年)を発表。’53年短編集「けものたち」と「死者の時」に対してクリティック賞およびゴンクール賞を受賞。「種子」(’55年)、「街の草」(’56年)、「逃亡者」(’61年)などの小説をはじめ、「開かれた中国」などの評論にも活躍。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報