ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピシュグリュ」の意味・わかりやすい解説
ピシュグリュ
Pichegru, Charles
[没]1804.4.5. パリ
フランスの軍人,将軍。フランス革命では初めジャコバン派に追随し,1793年ライン軍司令官となり,94~95年オランダを征服,国民的英雄としてパリに凱旋した。ジュルミナール 12日 (1795.4.1.) のジャコバンの暴動を鎮圧,亡命貴族とイギリス軍の手先と接触して反革命に転じ,97年五百人会議長になったが,総裁政府に対する右翼の反抗を支持した。フリュクティドール 18日 (97.9.4.) のクーデターで逮捕され,ギアナに流刑。脱走してイギリス,ドイツに潜伏,ナポレオン (1世) に対する G.カドゥーダルの陰謀に加担し,1804年1月パリに潜入したところを逮捕,投獄され,獄中で死去。
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