ピネー(その他表記)Pinay, Antoine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピネー」の意味・わかりやすい解説

ピネー
Pinay, Antoine

[生]1891.12.30. ローヌ,サンサンフォリアンシュルコアーズ
[没]1994.12.13. ロアール,サンシャモン
フランス政治家。 1929年サンシャモン市長を皮切り県会議員,県会議長,36~38年下院議員,38~40年上院議員。第2次世界大戦中,一時ビシー政府に協力したが,のちレジスタンス運動に参加。 46~58年下院議員。 48年経済担当国務相,50~52年公共事業相を経て,52年3~12月首相兼蔵相をつとめ,その通貨安定政策の成功は「ピネーの奇跡」といわれた。 55~56年外相,58~60年 C.ドゴールのもとで蔵相をつとめたが国内経済政策およびヨーロッパ統合について意見の対立から辞職。 73~74年政府調停委員。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピネー」の意味・わかりやすい解説

ピネー
ぴねー
Antoine Pinay
(1891―1994)

フランスの政治家。実業界から政界入りし第二次世界大戦前、下院議員(1936~1938)、上院議員(1938~1940)を務めた。戦後ふたたび下院議員(1946~1958)を務め、穏健保守派の領袖(りょうしゅう)として経済担当国務相(1948~1949)、公益事業相(1950~1952)を歴任した。1952年に首相兼外相に就任しインフレ退治に手腕を発揮したが、インドシナ戦争悪化に対処できず同年末退陣した。その後も外相(1955~1956)、第五共和政下の財務大臣(1958~1960)を務め、フランス経済の回復に貢献した。

[平瀬徹也]

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367日誕生日大事典 「ピネー」の解説

ピネー

生年月日:1891年12月30日
フランスの政治家
1994年没

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