ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファウンティンズ修道院」の意味・わかりやすい解説 ファウンティンズ修道院ファウンティンズしゅうどういんFountains Abbey イギリス中東部,ヨークの北西約 35kmのリポンにあるシトー会修道院跡。前期ロマン主義の影響を残すスタッドリー王立公園のなかにある。 12世紀初め,フランスのシトー会の寄付と支援によりヨークのベネディクト会セント・メアリー修道院の 13人の修道士によって建てられたのが始まりで,その後 16世紀まで4度に分けて建設された。一時はイギリス・シトー会修道院のなかでも一,二を争うまでに繁栄し,その影響力は海外にまで及んだ。しかし 16世紀ヘンリー8世の宗教改革により,シトー会は土地・財産を国家に没収され解体に追い込まれ,修道院も廃墟と化した。 1986年スタッドリー王立公園とともに世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by