現代外国人名録2016 「フィデルラモス」の解説
フィデル ラモス
Fidel Valdez Ramos
- 職業・肩書
- 政治家,軍人 元フィリピン大統領,元フィリピン国防相,元フィリピン国軍参謀総長
- 国籍
- フィリピン
- 生年月日
- 1928年3月18日
- 出生地
- パンガシナン州リンガエン(ルソン島)
- 学歴
- セント・エスコラー大学卒,米国陸軍士官学校〔1950年〕卒,イリノイ大学大学院土木学科〔1951年〕修士課程修了,アテネオ・デ・マニラ大学大学院経営学〔1980年〕修士課程修了
- 経歴
- 父は元外相。1950年フィリピン国軍に入り、朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍。’68年マルコス大統領の軍事顧問を務めたあと、’69年軍参謀次長、’72年国家警察軍司令官などを歴任。’81年国軍副参謀総長。’86年2月エンリレ国防相、ホナサン中佐ら国軍改革運動(RAM)のメンバーとともにマルコス政権に反旗を翻し、革命の口火を切る(二月革命)。同月アキノ政権誕生後、参謀総長、’88年1月国防相となり、反アキノ派に転じたRAMの統制に努める。’91年5月与党・フィリピン民主の戦い(LDP)に入党。同年7月国防相辞任、12月LDPを離党。’92年1月新党ラカスタオ(人民の力)を結成、アキノ大統領の後継指名を受けて大統領選候補となり、同年6月第10代大統領に就任。’98年6月引退。親米派。葉巻がトレードマークで“タバコ”のニックネームがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報