フィリピンの日系人社会

共同通信ニュース用語解説 「フィリピンの日系人社会」の解説

フィリピンの日系人社会

戦前フィリピンへの日本人移住は1903年、道路建設のためルソン島へ労働者が渡って本格化。ミンダナオ島ダバオの麻栽培も盛んになり、移住が加速した。最盛期には在留邦人が2万人以上に上り、現地女性との結婚も多かった。太平洋戦争後、日本人の成人は日本へ強制送還されたが、フィリピン人妻や子どもは残された。両親とも戦争で死亡し、孤児となった子どももいた。反日感情の高まりから、日系人であることを隠そうと身元を示す書類を焼くなどしたため、戦後の身元確認が困難になって無国籍の人も多い。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む