フィロタス(その他表記)Philōtas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィロタス」の意味・わかりやすい解説

フィロタス
Philōtas

[生]前360頃
[没]前330
古代マケドニアの貴族,武将。パルメニオンの子。アレクサンドロス3世 (大王)の初期の遠征軍の司令官。堂々たる挙動と寛大さで大王の司令官たちのなかでぬきんでていた。しかし大王がオリエントの慣習を採用したことに批判的であったことからうとんじられ,前 330年陰謀の罪で処刑された。

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世界大百科事典(旧版)内のフィロタスの言及

【アレクサンドロス[大王]】より

…アレクサンドロスは大筋を旧制度の踏襲にもとめ,ペルシア貴族を行政面で積極的に登用するとともに,王朝風の宮廷儀礼(たとえば謁見のさいの跪拝)や制度慣行をとり入れて,征服と協調の同時推進の方針を明らかにする。しかし軍の内部にはマケドニア人・ギリシア人の征服者としての優越維持,東方人の被征服者としての隷属化に固執して,彼の政策姿勢を東方かぶれ,東方的専制王への変身と批判する向きも強く,両派の確執はやがて副将パルメニオン,フィロタスPhilōtas父子や親友のクレイトスKleitos,哲学者・史家のカリステネスKallisthenēsなど,王批判派の相次ぐ粛清となって表面化した。2度にわたる王暗殺の陰謀も同じ状況の産物だった。…

※「フィロタス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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