最新 地学事典 「フェナイト化作用」の解説
フェナイトかさよう
フェナイト化作用
fenitization
カーボナタイトおよびアルカリ複合岩体の周囲に発達するアルカリ交代作用。この熱水変質作用で生じた変質岩をフェナイトと呼ぶ。アルカリ輝石(エジリンなど)・アルカリ角閃石(リーベック閃石など)・アルカリ長石(正長石・微斜長石・アルバイト)の生成と石英の減少(脱シリカ作用desilication)で特徴づけられる。二つの様式があり,K交代作用(長石化)によるカリ長石フェナイトとNa交代作用(輝石化)によるエジリンフェナイトは代表的な例。鉱物の平衡関係から推定される変質の温度は200~700℃。
執筆者:井沢 英二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

