フェラポントフ修道院(読み)フェラポントフシュウドウイン

デジタル大辞泉 「フェラポントフ修道院」の意味・読み・例文・類語

フェラポントフ‐しゅうどういん〔‐シウダウヰン〕【フェラポントフ修道院】

Ferapontov monastïr'Ферапонтов монастырь》ロシア連邦北西部、ボログダ州の町キリロフ近郊にある修道院。14世紀末、モスクワのシモノフ修道院の修道士フェラポントにより創設イワン3世からイワン4世にいたる15世紀から16世紀にかけてされた建造された聖堂教会食堂などがあり、聖堂内には中世ロシア最大のイコン画家の一人ディオニーシーのイコンやフレスコ画が残っていることで知られる。ロシア正教会修道院建築の優れた例とみなされ、2000年に世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android