20世紀西洋人名事典 「フェリクスサルテン」の解説
フェリクス サルテン
Felix Salten
1869.9.6 - 1945.10.8
オーストリアの小説家。
ブタペスト生まれ。
本名Siegmund Salzmann。
父の事業の失敗でウィーンに移住し、アルバイトをしながら学んだ。10代の終わりから小説を書き始め戯曲や評論も手がけた。1933年までオーストリアのペンクラブ会長を務めた。ナチズムの台頭で’38年アメリカに亡命し、後にチューリヒに移り同地で没した。動物物語に優れた作品が多い。主著に「バンビ」(’23年)、「白馬物語」(’33年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報