20世紀西洋人名事典 「フェリックスラビッス」の解説
フェリックス ラビッス
Félix Labisse
1905.3.9 -
フランスの画家。
ノール県ドゥエー生まれ。
中学卒業後、ベルギーで過ごし、アンソールやペルメックと知り合う。悪魔学を学び、醒めたエロティシズムに特徴があり、黒人のような容貌の裸婦に世界終末の風景を配した作品が多い。又、演劇やオペラ、バレエの舞台装置でも幻想的な作風を発揮する。1930年代末からマグリットやデルヴォーと交友があり、シュルレアリスムに加盟していないが、作風は近い。代表作に「不安な密林」(’58年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報