20世紀西洋人名事典 の解説
フェルディナント ホドラー
Ferdinand Hodler
1853.3.14 - 1918.5.20.(19.説あり)
スイスの画家。
ベルン生まれ。
19世紀末の象徴主義の代表的画家の一人、又表現主義の先駆者。ジュネーヴ美術学校長メンに師事。写実から出発し、大胆な装飾性を取り入れたモニュメンタルな人物画の様式を確立し、愚意画の大作「夜」(1890年)で注目された。又優れた風景画家で、アルプス山脈など郷里の風光を大胆な色彩と線によってさまざまに描き高く評価された。代表作「選ばれし者」(1893〜1894年)、「昼」(1900年)、イエナ大学の壁画「イエナ大学生の行進」(’08年)、「月下のメンヒとユングフラウ」(’08年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報