ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォルトゥナ」の意味・わかりやすい解説 フォルトゥナFortuna 古代ローマの運命の女神。別名をフォルスともいう。ギリシアのテュケと同一視され,目隠しをし,手に豊穣の角と運命をあやつる舵を持った姿で表わされた。元来は,大地の実りをもたらす豊穣女神であったのではないかとみられている。特に6代目の王セルウィウス・ツリウスがこの女神を厚く崇敬し,その愛人であったともいわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報