病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「フォロデシン塩酸塩製剤」の解説
フォロデシン塩酸塩製剤
ムンデシン(ムンディファーマ)
プリン代謝を抑制することにより、細胞内でDNA複製に使用される物質(2-デオキシグアノシン三リン酸)を蓄積させ、アポトーシス(細胞死)を誘導することでT細胞由来の腫瘍細胞の増殖を抑制すると考えられていています。
再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫の治療に使用されます。
①感染症(帯状疱疹、サイトメガロウイルス感染、肺炎、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、帯状疱疹性髄膜炎など)、骨髄抑制(リンパ球減少、白血球減少、貧血、好中球減少、血小板減少など)、エプスタイン・バーウイルス(EBV)関連悪性リンパ腫が現れることがあります。このような症状が現れたときは、使用を中止して、すぐに医師に報告してください。
②頭痛、不眠症、便秘、吐き気、口内炎、
①カプセル剤で、1回300㎎を1日2回服用します。
②この薬の成分に過敏症のある人は、使用できません。また、感染症を合併している人、重い骨髄機能低下のある人、腎機能障害がある人、妊婦または妊娠している可能性がある人、母乳で授乳中の人は、使用できないことがあります。
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