最新 地学事典 「フジット」の解説
フジット
fusite
石炭組織成分の一つ。炭母とも。R.Potonie(1924)命名。フュージナイト・セミフュージナイト・スクレロチナイトからなり,3者合計≧95%,厚さ>50µm。イナーチット(inertite)の一種。これには脆弱な粉状のものと硬く固まったものがある。後者の細胞孔は炭酸塩,硫化物,カオリン,他の粘土鉱物などで満たされている。軟らかいフジットはビトリットより強度が小。硬いフジットはそれより大。細い帯状,種々の厚さのレンズ状で炭層に広く分布するが,量的に少ない。
執筆者:佐々木 実
参照項目:マセラル
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

