岩石学辞典 「フゼイン」の解説 フゼイン 最初はspindle treeの木炭のことであったが,現在は,石炭の中で繊維状の縞状構造をもつ柔らかい黒色の粉末に用いる.顕微鏡下では黒色または不透明で,木の細胞組織を伴うことがある.石炭の岩型である[Grand'Eury : 1882, Tomkeieff : 1954].マセラル炭(maceral charcoal), 炭母(mother of coal)[渡辺編 : 1935],天然木炭(mineral charcoal)[Jameson : 1805]は同義.ラテン語のfususは紡錘の意味.spindle treeはニシキギ属の低木の総称. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報