フマーユーン廟(読み)フマーユーンびょう(英語表記)Tomb of Humāyūn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フマーユーン廟」の意味・わかりやすい解説

フマーユーン廟
フマーユーンびょう
Tomb of Humāyūn

インドデリーにあるムガル帝国第2代皇帝フマーユーン墓廟。帝の没後,妃によって着工され,アクバル帝により 1565年に完成した。4心アーチ,ダブルドーム,装飾文様などペルシア様式に従っているが,赤砂岩と白大理石を併用する外壁の仕上げなどは,インド固有の手法によっている。主任建築家はペルシアから招聘されたミーラーク・ミルザ・ギャースといわれる。1993年世界遺産の文化遺産に登録。

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