山川 世界史小辞典 改訂新版 「フランス,93年憲法」の解説
フランス,93年憲法(フランス,きゅうじゅうさんねんけんぽう)
山岳派憲法とも呼ばれる。1793年6月24日フランス国民公会の採択した憲法。91年憲法に比べてはるかに民主的で(直接・普通選挙,法律の人民投票による批准など),抵抗・蜂起権や公教育,社会保障など社会的権利の規定をも含む。革命の激化により平和回復まで実施を停止され,結局テルミドール9日のクーデタ後の国民公会はこれを「改正」し,95年憲法を採択した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報