フランボイダル黄鉄鉱(読み)フランボイダルおうてっこう

最新 地学事典 「フランボイダル黄鉄鉱」の解説

フランボイダルおうてっこう
フランボイダル黄鉄鉱

framboidal pyrite

顕微的な黄鉄鉱(FeS2)の木苺状集合体(多くは直径1~100µmほど)。サイズ,形態の均質な多数のマイクロクリスタルより構成。フランボイダルパイライトとも呼ばれる。堆積岩中や現生堆積物中から普遍的に産するほか,無酸素海水中や火山岩中,金属鉱床中などからも報告。堆積物中では,砕屑粒子の堆積とほぼ同時期に生成するものと,続成過程で生じるものの2タイプがある。前者では,サイズ分布が堆積環境の還元指標となる。成因については,「バクテリアコロニーの鉱化置換説」や「有機物粒子の置換形成説」,「前駆体鉱物(グリグ鉱(Fe3S4)の磁力凝集説」など多くの議論があるが,未だに不明な部分が多い。マイクロクリスタルの充填は,ランダムなタイプと規則的なタイプがあり,後者は立方最密充填と二十面体充塡に分類される。実験室においても主に水熱合成実験での合成の報告はあるが,再現性が悪く合成は困難である。

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参照項目:フランボイダル組織

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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