フルスト(その他表記)Hulst, Hendrik Christoffel van de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フルスト」の意味・わかりやすい解説

フルスト
Hulst, Hendrik Christoffel van de

[生]1918.11.19. ユトレヒト
[没]2000.7.31. ライデン
オランダの天文学者。1944年,ユトレヒト大学在学中に宇宙空間の水素原子に関する理論的研究を行ない「21cm線」の存在を予測した。水素原子内の陽子電子スピンの向きは平行または反平行であり,約 1000万年に 1度向きを変える。このときに波長 21cmの電波放射されると予測した。のちに,この予測は銀河系の水素分布図作成に有用であることが判明,黎明期電波天文学の基礎となった。1948年ライデン大学の天文学講師に就任,4年後に教授となり 1984年に退職した。光の散乱コロナ,星間雲の理解にも貴重な貢献を果たした。1960年代からヨーロッパおよび国際的な宇宙研究開発事業の先導役を務めた。太平洋天文学会のブルースメダル(1978)をはじめ,数々の賞を受賞。

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