フン・ちり

普及版 字通 「フン・ちり」の読み・字形・画数・意味


7画

[字音] フン
[字訓] ちり

[字形] 形声
声符は(分)(ふん)。〔広雅、釈詁三〕に「塵なり」とあり、あつまりみだれる意がある。

[訓義]
1. ちり、ちりひじ、字はまたに作る。
2. あつまる、みだれる、むらがる。

[古辞書の訓]
名義抄 マメス・チリ・マミル・マギラス・ケガス・チリハム/ チリ・ツツミ・マミル 〔立〕 ケガス・アヒダ・ツチクレ・チリ・マメス・マギラス・ヌル 〔字鏡集〕 チリ・マメス・マギラス・アカ・ツカ・チリバム・ツツミ・マジル

[熟語]

[下接語]
・塵・微


7画

[字音] フン
[字訓] ちり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(分)(ふん)。〔説文十三下に「塵なり」とあり、粉塵をいう。また「一に曰く、大防なり」とあり、〔詩、周南、汝墳〕の〔伝〕に「は大防なり」とみえ、墳と通用する。は同字。用例にはを用いるものが多い。

[訓義]
1. ちり、ちりひじ、字はまたに作る。
2. ふりかける、かきまぜる、みだす。
3. 墳と通じ、つつみ。
4. (ふん)と通じ、のぞく。語彙字条参照。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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