フートピア

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フートピア」の意味・わかりやすい解説

フートピア

科学技術庁 (現文部科学省) が 1978年度に着手した風エネルギー利用開発計画。フートピアとは,「風」と「ユートピア (楽園) 」を合わせてつくった言葉で,風力で生活用の電力と熱を供給する,風利用のユートピアを意味する。全国からモデル地域として,石川県金沢市郊外,群馬県安中市郊外,愛知県武豊町の3ヵ所が選ばれて,7基の小型風車が設置された。風力によって発電された電気を,電気自動車への充電,ミニ温室の暖房などに利用して,どの程度役立つかを調査した。また風車でコンプレッサを回し,熱を発生させ,その熱を金属水素化物水素の組み合わせで貯蔵するシステムを開発した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む