ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブイヨン公」の意味・わかりやすい解説
ブイヨン公
ブイヨンこう
Bouillon, Frédéric-Maurice de la Tour d'Auvergne, Duc de
[没]1652. ポントアーズ
フランスの貴族,武将。知謀抜群といわれた。武将テュレンヌ子爵の兄。 1641年リシュリューとの不和からスペイン軍に投じてフランスと戦ったが,結局王と和解。翌年イタリアにあるフランス軍を指揮したが陰謀に加担して逮捕された。 44年カトリックに改宗してローマ教皇庁の軍司令官となり,のち帰国してフロンドの乱に参加したが,51年 J.マザランと和解。『回顧録』 Mémoiresを残した。
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