ブホタリン

化学辞典 第2版 「ブホタリン」の解説

ブホタリン
ブホタリン
bufotalin

C26H36O6(444.56).ヒキガエルBufo vulgarisの分泌液中に含まれる,主要なガマ毒であるブホトキシンのゲニン.針状晶(エタノール).軟化点154 ℃,分解点223 ℃.λmax 300 nm+5.4°(クロロホルム).エタノール,クロロホルムに可溶.LD50 0.130 mg/kg(ネコ).[CAS 471-95-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブホタリン」の意味・わかりやすい解説

ブホタリン
bufotalin

化学式 C26H36O6 。ヒキガエルの皮脂腺から分泌されるガマ毒一種。ステロイド骨格をもつ。アルコール,クロロホルムに溶ける。融点 223℃。ブホトキシンを加水分解すると生じる。

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世界大百科事典(旧版)内のブホタリンの言及

【心臓薬】より

…またこれらの糖がとれた形のゲニンも強心作用を示す。ガマ皮膚腺分泌物にもブホタリン,ブホトキシンなどの強心ステロイドが含まれる。そのほか,カテコールアミン類(アドレナリンやノルアドレナリン)やキサンチン誘導体(カフェインやテオフィリン)なども強心作用を有する。…

※「ブホタリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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