プソイドトロピン

化学辞典 第2版 「プソイドトロピン」の解説

プソイドトロピン
プソイドトロピン
pseudotropine

C8H15NO(141.21).ナス科チョウセンアサガオDatura innoxiaその他に広く分布している.トロパンアルカロイドの一種.トロパコカイン母体であり,その加水分解によって得られる.トロピンとはヒドロキシ基立体異性体である.旋光性はなく,無色柱状晶.融点108~109 ℃,沸点240~241 ℃.水,エタノール,ベンゼンに易溶.ピクリン酸塩は黄色の針状晶.分解点258~259 ℃.[CAS 135-97-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android