プトレマイオス4世フィロパトル(読み)プトレマイオスよんせいフィロパトル(その他表記)Ptolemaios IV Philopatōr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

プトレマイオス4世フィロパトル
プトレマイオスよんせいフィロパトル
Ptolemaios IV Philopatōr

[生]?
[没]前205.11.
プトレマイオス朝 4代目の王 (在位前 221~205頃) 。プトレマイオス3世エウエルゲテスの子。愛父王 (フィロパトル) とも呼ばれる。治世中,海外領土の多くが失われ,先住民の反乱が起り,プトレマイオス朝エジプトの弱体化が始った。王自身,大酒飲み,遊び人で,悪い廷臣に取囲まれ,母,叔父,兄弟を殺したといわれる。セレウコス朝はこの機会に攻勢に転じ,アラブ系部族がそれに加わったので,エジプト側は先住民を歩兵ならびに騎兵として大量に用いざるをえなかった。そのため,のちに先住民の反乱に悩まされた。前 217年春のラフィアの戦いでは勝利し,コエレ=シリアを獲得。その後,妹アルシノエ3世と結婚し,前 210年に長男誕生。前 205年没したが,公表されず,また妃アルシノエも廷臣ソシビオスに殺された。当時5歳の王子が王位を継いだ。

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