プラズマフェレーシス(その他表記)plasmapheresis

翻訳|plasmapheresis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラズマフェレーシス」の意味・わかりやすい解説

プラズマフェレーシス
plasmapheresis

患者血液中にある免疫複合体のような有害物質を取り除き,症状の改善を図る治療法。血漿 (けっしょう) 交換療法,除去療法ともいう。慢性関節リウマチのほか,全身性エリテマトーデス,重症筋無力症多発性硬化症などの自己免疫疾患,溶血性貧血,高脂血症肝不全,癌,エイズなどの治療にも用いられている。患者の血液を体外循環させながら,その間に血球と血漿に分け,フィルタによって血漿中の免疫複合体などを除去するもので,最近はリンパ球も同時に取り除き,その持続効果を高めようとする試みもなされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「プラズマフェレーシス」の解説

プラズマフェレーシス

 血漿しゃ血ともいう.血漿交換法.採血のあと,血漿をとり,血球部分を体にもどすという方法.免疫複合体除去などに用いる.また,血漿を提供するためにも用いる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む