プラムディヤ・アナンタ・トゥル(読み)プラムディヤアナンタトゥル

百科事典マイペディア の解説

プラムディヤ・アナンタ・トゥル

インドネシア作家。中部ジャワに生まれ,母語はジャワ語だが,作品はインドネシア語執筆オランダからの独立革命に身を投じ,1950年代にはインドネシアの社会変動を扱った《ゲリラの家族》(1950年)などの作品を発表。通算16年におよぶ2度の投獄流刑の間に構想を練ったといわれる四部作《人間の大地》(1980年),《すべての民族の子》(1980年),《足跡》(1985年),《ガラスの家》(1987年)は植民地時代のインドネシアを舞台に民族の覚醒をテーマにした壮大な物語である。彼の小説はすべて政府によって発禁処分になっている。1995年,マグサイサイ賞受賞。

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