プルタミナ会社(その他表記)Pertamina

改訂新版 世界大百科事典 「プルタミナ会社」の意味・わかりやすい解説

プルタミナ[会社]
Pertamina

インドネシアの国営石油・ガス企業で,石油およびガスの探鉱・開発,精製輸出,国内販売を行う。正式名称はPerusahaan Pertambangan Minyak dan Gas Bumi Negara。1960年,大統領令により石油産業が国有化され,61年にPermind,Permigan,Pertaminの三つの国営石油公社が設立された。66年に再編成され,採油,精製を行うPerminaと,製品の販売,流通を行うPertaminの2社となった。68年にこの2社が統合され,P.Nプルタミナ(国営石油公社)が設立された。なおPermiganは1966年に解散され,Migas(鉱山・エネルギー省石油・ガス局)管轄のLemigas(石油・ガス研究所)となった。71年に,経営体制,経理システムおよび国の財政とプルタミナの決算の関係を筋の通ったものにすることを内容とする新プルタミナ法が制定され,新たにプルタミナ(国営石油・ガス企業)として再発足した。75年春には,それまでの非石油部門への拡大投資と世界的な不況のため財政危機に陥ったが,同年末の大統領令により,政府規制が強化されるとともに,活動範囲の限定と経営の簡素化と効率改善が図られている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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