プレセペ星団(読み)プレセペせいだん(その他表記)Praesepe star cluster

関連語 磯部

改訂新版 世界大百科事典 「プレセペ星団」の意味・わかりやすい解説

プレセペ星団 (プレセペせいだん)
Praesepe star cluster

NGC2632。かに座のかにの甲羅にあたる部分にある散開星団。100個あまりの星が集まって,全体で3等級くらいに輝いている。距離は515光年と比較的近い。年齢は1億年以上で,青白い高温の星はすでに進化してなくなっていて,オレンジ色がかった星が多い。このような星団から,星団に含まれていた星々は徐々に離れていって,数十億年たつうちに個々のばらばらの星になってしまうのである。なお,praesepeはラテン語で〈まぐさ桶〉の意で,英語ではbeehive(ハチの巣)と呼ばれている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレセペ星団」の意味・わかりやすい解説

プレセペ星団
プレセペせいだん
Praesepe star cluster

かに座にある散開星団略号 M44。直径約1°5′の範囲におよそ百数十個の恒星が集っている。地球からの距離は約 520光年。英語ではビーハイブ (蜜蜂の巣) と呼ぶ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「プレセペ星団」の意味・わかりやすい解説

プレセペ星団【プレセペせいだん】

かに座の中央肉眼でも見える散開星団。NGC2632。距離515光年。約100個の微光星が密集

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む