プロトカテク酸(読み)プロトカテクサン

化学辞典 第2版 「プロトカテク酸」の解説

プロトカテク酸
プロトカテクサン
protocatechuic acid

3,4-dihydroxybenzoic acid.C7H6O4(154.12).モクレン科シキミ属,そのほかの植物中に存在する.カテコール炭酸アンモニウム水中で加熱してカルボキシル化するか,バニリン酸を脱メチル化するなどの方法で得られる.結晶.分解点199 ℃.水から再結晶したものは1分子の水和水を含む.エタノールエーテル熱水可溶塩化鉄(Ⅲ)により緑色を呈する.芳香族アミノ酸微生物による代謝中間産物.エチルエステルは食品用抗酸化剤に用いられる.[CAS 99-50-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む