20世紀西洋人名事典 「ヘルマンバウマン」の解説
ヘルマン バウマン
Hermann Baumann
1934.8.1 -
ドイツのホルン奏者。
ハンブルク生まれ。
1955年ハンブルク高等音楽学校でフリッツ・フートに師事。’57年ドルトムント市立管弦楽団を経て、’61年南ドイツ放送交響楽団首席奏者となり、’64年ミュンヘン国際コンクールに優勝する。’69年フォルクバンク国立音楽演劇大学教授。超人的な技巧とバランスのよい音楽性を備えた現代最高のホルン奏者の一人で、特に演奏至難なナチュラル・ホルンでは彼の右に出る演奏家はいない。
ヘルマン バウマン
Hermann Baumann
1902 - 1972
ドイツの歴史民族学者。
元・ウィーン大学教授,元・ミュンヘン大学教授。
フライブルク大学やベルリン大学、ライプチッヒ大学で学び、ベルリン民族学博物館員を経て、ウィーン大学教授となる。戦後、ミュンヘン大学教授となる。アフリカを専門地域とするが、百科全書的知識は全世界に及び、ドイツに於ける最後の普遍的民族学者と称される。1955年「二重の性」を著し、初期高文化の世界像と世界各国への拡散を論じた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報