20世紀西洋人名事典 「ヘーラルトワルスハップ」の解説
ヘーラルト ワルスハップ
Gerard Walschap
1898 - ?
ベルギーの作家。
1928年カトリック小説「ワルド」で文壇にデビューし、宗教的色彩の濃い作品「アデライデ」(’29年)や「善意の人」(’36年)を発表する。やがて、異教徒を理想化した「ハウテキート」(’39年)を契機にカトリシズムと決別し、合理的ヒューマニズムに傾倒する。他の作品に「息子」(’58年)、「アルメナースの冒険」(’59年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報