20世紀西洋人名事典 「ベニアミンカベーリン」の解説
ベニアミン カベーリン
Veniamin Aleksandrovich Kaverin
1902.4.19 - 1989.5.2
ソ連の作家。
プスコフ生まれ。
父は音楽家で、1920年代初めホフマンの崇拝者の文学グループ「セラピオン兄弟」に参加、幻想的な処女短編集「師匠たちと弟子たち」(’23年)を発表。その後ソ連の社会的現実を題材にした「巣窟の崩壊」(’25年)、「二人の船長」(’44年)、「開かれた本」(’56年)等があり、晩年には自伝的回想「照らされた窓」(’75年)、童話集「ニェムーヒン物語」(’79年)を発表、文壇の民主化に務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報