ベラチーニ(その他表記)Francesco Maria Veracini

改訂新版 世界大百科事典 「ベラチーニ」の意味・わかりやすい解説

ベラチーニ
Francesco Maria Veracini
生没年:1690-1768

イタリアの音楽家。ロンドンオペラ劇場やドレスデン宮廷バイオリン奏者として働いた後,ヨーロッパ各地を広く演奏旅行。名手タルティーニでさえ競演を辞退したといわれるほどの円熟した演奏技術で知られた。1635-45年はロンドンに定住して,おもにイタリア・オペラの作曲家として活躍。他の作品にはバイオリン協奏曲,バイオリン・ソナタ交響曲,オラトリオ,カンタータ,歌曲などがある。代表作にはオペラ《シリアハドリアヌス》(1735),《ロザリンダ》(1744)がある。
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関連語 岸本

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベラチーニ」の意味・わかりやすい解説

ベラチーニ
Veracini, Francesco Maria

[生]1690.2.1. フィレンツェ
[没]1750頃.ピサ
イタリアの作曲家,バイオリン奏者。伯父アントニオおよびカジーニ,ガスパリーニに学ぶ。 1714年ベネチアでタルティーニとバイオリン演奏の腕を競って勝利を収める。その後ロンドン,ドレスデン,プラハなどで活躍。作品には 24曲のバイオリン・ソナタなどがある。

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