ベリリア磁器(読み)ベリリアじき(その他表記)beryllia ceramics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベリリア磁器」の意味・わかりやすい解説

ベリリア磁器
ベリリアじき
beryllia ceramics

酸化ベリリウム BeO (融点 2570℃) 粉末成形して,2000℃程度で焼結した磁器で,熱伝導率が大きくアルミニウムに匹敵する。熱膨張係数が小さいので,耐熱衝撃性は磁器中で最高である。電気絶縁性もきわめて良好で,電力用トランジスタの放熱板,集積回路の基板,速度変調管管球や窓などに使われる。 2000℃付近まで使用できる絶縁管や蒸着用るつぼなどにも用いられる。ベリリア粉末は毒性を有するので取扱いに注意が必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む