ベルヒテスガーデン会談(その他表記)Berchtesgarden

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ベルヒテスガーデン会談」の解説

ベルヒテスガーデン会談(ベルヒテスガーデンかいだん)
Berchtesgarden

ミュンヒェン会談前奏をなす会談。1938年春以来ズデーテン問題が激化し,同年9月12日ヒトラーがズデーテン・ドイツ人の「自決」を求め,その援助を公言するに至って,イギリス首相チェンバレン9月15日ベルヒテスガーデン(ザルツブルクからドイツ・オーストリア国境を越えたところにある)の山荘にヒトラーを訪れた。このときの会談をいう。会談でヒトラーは世界戦争を辞せずとの強硬態度を示し,なんら具体的な成果はみられなかった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android