ベル麻痺(読み)ベルマヒ(その他表記)Bell's palsy

翻訳|Bell's palsy

関連語 Bell'spalsy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベル麻痺」の意味・わかりやすい解説

ベル麻痺
ベルまひ
Bell's palsy

特発性末梢性顔面神経麻痺をいう。寒冷にさらされたり,感動したあととか,妊娠中に起ることなどもあるが,多く原因不明なので特発性といわれている。耳後部の疼痛が先行することもあるが,多くは突然片側に起って数時間のうちに明らかな麻痺となり,額にしわが寄らない,眼が完全に閉じない,水が口角からこぼれて飲めない,などの症状が出現する。患側の味覚低下,聴覚過敏などを伴うこともある。自然に治癒することも多いが,薬物療法や外科的治療が行われる。

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世界大百科事典(旧版)内のベル麻痺の言及

【顔面神経麻痺】より

…顔面部の運動をつかさどる顔面筋を支配する顔面神経の障害により顔面筋の運動麻痺を生ずる疾患。最も多いのは,一般にベル麻痺Bell’s palsyと呼ばれる特発性顔面神経麻痺で,突然顔の片側の筋肉に弛緩性の麻痺を生じ,眼を閉じようとしても白眼が残ったり,口の片側が垂れ下がってゆがみ,しまりが悪くなるために食物や唾液がもれたりするようになる。また顔面神経に含まれている味覚の神経繊維や,鼓膜張筋支配神経がおかされるため,舌の片側で味がわからなくなったり,片側の耳が音に過敏になったりする。…

※「ベル麻痺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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