デジタル大辞泉 「べろべろの神」の意味・読み・例文・類語 べろべろ‐の‐かみ【べろべろの神】 江戸時代の遊戯の一。ある行為をだれがしたのか不明なとき、それを占い当てる方法。一同が輪形に座った中で、先を曲げたこよりを両手に挟んでぐるぐる回し、それの止まった先を本人とするもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「べろべろの神」の意味・読み・例文・類語 べろべろ‐の‐かみ【べろべろ‐の神】 〘 名詞 〙 ( 「へろへろのかみ」とも ) 小児の遊戯の一種。多くいる子どものうち、誰がしたかわからないようなこと(放屁など)があった時、それを占い当てるもの。丸く輪になってすわり、先端を折り曲げたこよりを両手にはさんで、「べろべろの神は正直よ」などと唱えながらぐるぐる回し、回し終わった時にこよりの先端が向いている人を、その本人と決めるもの。近世に多く行なわれた。へろへろがみ。[初出の実例]「べろべろの神は誰がひった神だひっ方へつんむけ」(出典:俚言集覧(1797頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例