ペロブスカイト太陽電池(読み)ペロブスカイトタイヨウデンチ

デジタル大辞泉 「ペロブスカイト太陽電池」の意味・読み・例文・類語

ペロブスカイト‐たいようでんち〔‐タイヤウデンチ〕【ペロブスカイト太陽電池】

《「ペロフスカイト太陽電池」とも》ペロブスカイト構造結晶材料を用いる太陽電池既存の太陽電池に積層することでエネルギー変換効率を向上させるほか、溶液塗布による作成や折り曲げ加工が可能。安価で高効率な太陽電池材料として注目されている。

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共同通信ニュース用語解説 「ペロブスカイト太陽電池」の解説

ペロブスカイト太陽電池

ヨウ素や鉛などの結晶でできた膜を使って発電する新しい太陽電池。桐蔭横浜大の宮坂力みやさか・つとむ特任教授らが開発した。現在普及しているシリコン製パネルよりも軽量で薄いため、設置場所を選ばない。主原料のヨウ素は日本が世界2位の生産国のため、安全保障観点からも注目されている。一方で、均一に膜を塗る技術が難しく、大型化すると発電効率が落ちるといった課題がある。人体に有害な鉛の代替材料の研究も進められている。

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