20世紀西洋人名事典 「ペーターシュライアー」の解説
ペーター シュライアー
Peter Schreier
1935.7.29 -
ドイツのテノール歌手。
マイセン生まれ。
9歳で「魔笛」でオペラの初舞台を踏んだ後、1945〜54年にドレスデンのクロイツ教会聖歌隊に所属し、カントール、マウエルスベルガーに師事する。’61年ドレスデン国立歌劇場でデビュー、’63年にはベルリン国立歌劇場と契約。リリック・テノールの美声、端正でひきしまった表現、豊かな音楽性で、高い評価を受ける。’67年のザルツブルグ音楽祭、メトロポリタン歌劇場の「魔笛」に出演して成功を収め、一躍有名になる。’74年に初来日。また、近年は宗教音楽などの指揮を務めるなど、指揮者としての活動も行っている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報