ホウ・ハイ・さく・かきとる・へらす

普及版 字通 の解説


11画

[字音] ホウ(ハウ)・ハイ
[字訓] さく・かきとる・へらす

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ほう)。は木の実などが熟して、剖(さ)ける状態をいう。〔説文〕十二上に「把(と)るなり」とし、「今、鹽官、水に入りて鹽を取るをと爲す」という。かきとるようなとり方をいう。〔孟子、告子下〕「克、位に在り」とは、聚斂の臣をいう。

[訓義]
1. さく、かく、かきとる。
2. あつめる、むさぼる。
3. うつ、へらす。
4. たおす、たおれる。

[古辞書の訓]
名義抄 ウチワル・ヘラス・ヒク 〔字鏡集〕 ウチハル・カク・キル・トル・ウツ

[語系]
・剖phは副phiukと声義近く、副は満ちてふくれたものを剖く意。その字はまた(ひよく)に作る。劈phyekは強くたち切るをいう。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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