ホウライカズラ(読み)ほうらいかずら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホウライカズラ」の意味・わかりやすい解説

ホウライカズラ
ほうらいかずら / 蓬莱葛
[学] Gardneria nutans Sieb. et Zucc.

フジウツギ科(APG分類:マチン科)の常緑藤本(とうほん)(つる植物)。茎は他物に絡まる。葉は対生し、長楕円(ちょうだえん)形で長さ5~10センチメートル、両端はとがり、全縁で革質。7月、葉腋(ようえき)に白色花を1~3個下向きに開く。花冠は深く5裂し、裂片は反り返る。雄しべは5本で、短毛を密生する。果実球形液果で、径約1センチメートル、10~11月に赤く熟す。常緑樹林内に生え、千葉県以西の本州から沖縄、台湾に分布する。

小林義雄 2021年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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