ホマトロピン(その他表記)homatropin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホマトロピン」の意味・わかりやすい解説

ホマトロピン
homatropin

アトロピンの構造のうち,トロパ酸の部分をマンデル酸に置換したもの。臭化水素酸ホマトロピンは半合成のアトロピン代用薬である。臨床には 1.0%溶液が用いられる。作用時間がきわめて短く,30分で散瞳が最大となり,回復に約6時間を要する。炎症による虹彩と水晶体の癒着の防止や治療の目的で縮瞳薬と交互に用いたり,眼底検査時の散瞳に用いることが多い。そのほかの用途や中毒は一般の副交感神経遮断剤と類似している。

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