デジタル大辞泉 「ホルステン門」の意味・読み・例文・類語 ホルステン‐もん【ホルステン門】 《Holstentor》ドイツ北部、シュレースウィヒ‐ホルシュタイン州の都市リューベックにある、15世紀に建造された城門。建物の内部は市の歴史博物館になっている。市庁舎、聖マリエン教会とともに旧市街にあり、この区域は1987年、「リューベックのハンザ同盟都市」として世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ホルステン門」の解説 ホルステンもん【ホルステン門】 ドイツ北西部の大都市ハンブルク(Hamburg)北東60kmにある、人口20万人ほどの港湾都市リューベック(Lübeck)旧市街西側の入り口に建っている城門。建造されたのは1478年。門の両側に双子の塔を持った、北ドイツ特有のレンガ造りの堅固な城塞になっていて、門の上部にはラテン語で「CONCORDIA DOMI FORIS PAX」(内に結束、外に平和を)という文字が掲げられている。リューベックは、中世、北海・バルト海交易で一時期独占的な地位を築き、ハンザ同盟の盟主でもあった都市である。この城門も、こうしたリューベックの歴史を今に伝える歴史資産の一つで、市のシンボル的存在になっている。塔の内部は歴史博物館になっていて、17世紀半ばのリューベックの町を再現した模型などの展示がある。この城門は建物の重みにより、一部が陥没し、塔も傾いている。この塔は、リューベック旧市街の歴史的な建造物とともに、「リューベックのハンザ同盟都市」として世界遺産の一部として登録されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報