ホワイト国(読み)ホワイトコク

デジタル大辞泉 「ホワイト国」の意味・読み・例文・類語

ホワイト‐こく【ホワイト国】

輸出貿易管理令が定める、貿易相手国の優良分類の旧称。令和元年(2019)8月から「グループA」と称す。大量破壊兵器等に関する条約加盟し、輸出管理レジームに参加しており、輸出した品が第三国に流出し大量破壊兵器に転用されるおそれがない国。キャッチオール規制から除外される。→非ホワイト国

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共同通信ニュース用語解説 「ホワイト国」の解説

ホワイト国(優遇対象国)

軍事転用可能な物品や技術の輸出規制で、日本が手続きの簡略化など優遇措置を取っている貿易相手国。大量破壊兵器に関する条約への加盟や兵器拡散の恐れの有無などを考慮して指定する。規制に応じたAからDの4グループがあり、ホワイト国は最も優遇されたグループ。米国英国など欧米諸国のほかアルゼンチンオーストラリアニュージーランドなどが含まれる。韓国は2004年に指定された。

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ホワイト国(優遇対象国)

軍事転用可能な物品や技術の輸出に関し、日本政府が手続きの簡略化などの優遇措置を取る貿易相手国。大量破壊兵器に関する国際条約への加盟など輸出管理制度が整い、兵器拡散の恐れがないと判断すれば指定する。現在の優遇対象国は、米国や英国、ドイツフランスなど欧米諸国のほか、アルゼンチンやオーストラリアなど計26カ国。韓国は今年8月に除外された。

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