ホーフマイスター(その他表記)Hofmeister, Wilhelm (Friedrich Benedict)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホーフマイスター」の意味・わかりやすい解説

ホーフマイスター
Hofmeister, Wilhelm (Friedrich Benedict)

[生]1824.5.18. ライプチヒ
[没]1877.1.12. リンデナウ
ドイツの植物学者。植物比較形態学の祖とされる。家業の出版業を手伝うかたわら独学で植物学を修め,1849年『顕花植物の胚発生』 Die Entstehung des Embryo der Phanerogamenを著わして,花粉管の先端から植物の胚がつくられるというそれまでの誤った説を訂正した。また,形態の比較研究によって隠花植物の種間の類縁関係を明らかにし,裸子植物を被子植物と隠花植物の間に配置してその系統上の位置を定めた。種子植物シダ類コケ類で有性世代と無性世代とが交互に繰返される世代交代の現象を発見したのも彼の業績の重要なものの一つである。 63年にハイデルベルク大学の植物学教授に任じられ,同大学付属植物園園長を兼任した。 72年よりテュービンゲン大学教授。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む