【ぼう】示(読み)ぼうじ

百科事典マイペディア 「【ぼう】示」の意味・わかりやすい解説

【ぼう】示【ぼうじ】

所領の境界に立てられた標識寺社領不輸不入(ふゆふにゅう)など排他的な特権を持つ荘園に設置された。東西南北の4ヵ所に立てられることから四至【ぼう】示(ししぼうじ‖しいしぼうじ)とも称し,これ以外の場所に設置されたものは脇【ぼう】示とも称された。原則として四至【ぼう】示は荘園の立券荘号(りっけんしょうごう)の際に官使・国司(こくし)・領家使らの立会いで設置され,四至【ぼう】示図が作成されるのが通例であったらしい。だが現実には絶対的な効力を持たないことが多く,【ぼう】示を抜き取るという言葉が所領への侵略と同じ意味で用いられた。【ぼう】示自体は木柱・石柱・自然木などで作られ,荘園絵図に具体的な形が描かれるのみならず,現物が残されている例もある。
→関連項目国富荘

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「【ぼう】示」の意味・わかりやすい解説

ぼう示
ぼうじ

土地の境界の印。「榜示」とも書く。おもに中世荘園などで四至堺が画定されたとき,その堺線上の要点に,境界標識として立てた石や木のくいなど。 1961年発見された,越後国奥山荘の石ぼうは有名。

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